脳梗塞リハビリの基礎知識

言語オンラインリハビリについて

脳卒中の疾患を患い、病院から退院した後の維持期・生活期に関わる言語聴覚士(以下ST)が少ないのが現状です。STによるリハビリを必要とする後遺症の中でも、失語症者は全国で50万人いると言われており、また数年かけて改善の見込みがある失語症に関しては、在宅でのリハビリをしっかりと継続することが大事ですが、関わりが少ないのが現状です。

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当センターは、まだリハビリを継続したい、もっとリハビリの頻度を増やしたい、そんな方々のために開設されました。
2020年春頃から新型コロナウイルス感染症の広がりによって外出が制限されることが多くなり、オンラインの需要が急激に増えてきました。そこで、当センターでも2020年10月からオンラインでの言語リハビリをスタートしました。スタート当初は、オンラインに慣れていない方もいらっしゃったので、接続テストや訓練中にトラブルが起きることもありましたが、最近では慣れている方が増えてきて、スムーズにご利用いただいております。

どのような方におすすめ?

  • 言語のリハビリを受けたいけれど、遠くて通えない
  • 家の近くで言語リハビリを受けられない
  • もっとリハビリの回数を増やしたい
  • 失語症、構音障害、高次脳機能障害のことについて相談したい
  • 吃音の訓練を受けたい
  • 子どもの吃音について相談したい

実際どんなことをしているの?

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まず、オンラインでできる範囲の評価をして、ご本人のニードに合わせたオーダーメイドのプログラムを作成・実施します。対面での訓練にくらべ、オンラインではできることは限られている部分もあります。しかしながら、オンラインだからこそ発話に特化したプログラムができたり、おうちの環境でどのようにコミュニケーションを取っているのかを知ったりすることができます。画面共有しながら課題を共有したり、マスクを取って顔を見ながらお話できるのもいいところです。

日本中、いや世界中でオンラインが定着するのに合わせて、最近では関東や東海方面、そして海外からのご利用もあります。海外在住の日本人の方が脳卒中を患い、失語症になると、現地で十分なリハビリができなくなります。そのような場合にオンラインを活用することで現地でもリハビリをすることが可能になります。

また、吃音に関してもオンラインでのプログラムを実施しておりますので、お困りの方がいらっしゃいましたら、ご相談も承っておりますのでまずはお問い合わせください。

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